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肉の美学を極める旅-日本のブランド肉が奏でる絶品の調べ-

日本のブランド肉は、肥育地の気候や伝統的な飼育方法、丹精込めた管理など多くの要素が美味しさに影響を与えています。
そうした背景にあるストーリーや歴史を知ることで、さらにお肉を味わう楽しみが膨らむことでしょう。

このコラムを通して日本のブランド肉の魅力をお伝えし、訪日旅行者の皆さんが日本の食文化を心ゆくまで楽しんでいただけることを願っています。

えっ?元は一緒なの?

日本三大和牛とは「神戸牛、松坂牛、近江牛」のことです。飼育環境やエサなどは異なりますが、ルーツは同じです。

三大和牛のルーツは但馬牛


神戸牛、松坂牛、近江牛のルーツは、兵庫県の北部に位置する但馬地方で生まれた「但馬牛」。
自然豊かな但馬地方は、朝晩の寒暖の差が大きく、夏でもやわらかい牧草が育ち、牛の飼育に適した環境です。
このような環境のもと、育てられた肉質はきめ細かく、美しい霜降りが入り、くちどけがいい点が特徴です。

きめ細やかな肉質が世界のセレブに愛される「神戸牛」




神戸牛は、霜降りの入った、きめ細かい肉質と上品な味わいが特徴です。
脂肪の融点が比較的低く、焼いている間に香りが立ち、豪華な風味を感じることができます。

神戸市周辺では、明治時代の初めに日本政府が西洋の肉牛を導入し、黒毛和種(和牛)の品種改良が行われました。
その結果、肉質の良い黒毛和種の牛が育てられるようになり、
当初は主に肉牛としての需要を満たすために生産されていましたが、
その高い品質が認められ、神戸牛としての名声を築き上げました。

昭和30年代(1950年代)からは、神戸牛が国際的な評価を受けるようになりました。
アメリカ合衆国の将校や外交官たちが日本を訪れ、神戸牛の美味しさに感動したことから広く知られるようになり、
高級レストランや豪華客船でも提供されるようになりました。

現在、神戸牛の品質を守るためには綿密な肥育管理が行われています。
特定の飼料や栄養バランスが管理され、ストレスフリーな牛舎にするなど、環境整備に努められています。
品質の保護と向上に取り組む組織や団体も存在し、世界中で高い評価を受ける一流の和牛として知られています。
贈答品や特別な場での料理として愛用される神戸牛の魅力をぜひ味わってください。

甘くて深みのある上品な香りの「松阪牛」


松阪牛は、きめ細かく柔らかい霜降り肉が特徴的です。松阪牛の脂身は上質で、色合いが美しくバランスが良いです。
肉は繊細で柔らかく、口に入れると口の中で溶けるような舌触りを感じられ、
松阪牛は、熟成期間を経ることで味わいが増し、深い味わいと豊かな肉の香りが引き立ちます。
そんな松阪牛の歴史は、江戸時代から遡ることができます。
松阪牛の原型は、三重県松阪市周辺の地域で飼育されていた黒毛和種の牛で、肥育にも取り組みました。
この頃から、松阪地域での畜産に関して、黒毛和種の牛に対する飼育技術や肥育方法が独自に発展していきました。
特に、畜産家の間で肉質の良い牛を育てるための秘伝や継承される技術が存在し、
それが松阪牛の品質向上に繋がっていたと言われています。

明治時代になると、松阪牛は市場での需要がありました。
品質の良さとおいしさが評価され、松阪牛は東京や大阪などの都市部へも出荷されるようになりました。
松阪牛のブランド化と地域団体による組織化も、松阪牛の名声と地位が確立されました。

現在、松阪牛の飼育は厳しい基準と管理の下で行われており、畜産家や関連団体が品質維持と向上に努めております。
また、松阪牛は日本国内の高級レストランや一部の専門店でも提供されており、特別な席や贈答品として非常に人気があります。

霜降りが多くてさっぱりとした味わいの「近江牛」


近江牛は柔らかい肉質とバランスの良い脂身が特徴です。
肉質はきめ細かく、適度な霜降りが入っています。
近江牛の脂身は程よい甘さとコクがあり、口の中で溶けるような食感を味わうことができます。
肉自体の風味は繊細で上品であり、優れた旨味を持ちます。
そんな近江牛の歴史は、江戸時代から存在しています。
近江牛は滋賀県周辺、特に近江地域で飼育される和牛であり、その歴史は江戸時代まで遡ります。
近江地域は豊かな自然環境と水資源に恵まれており、牧草地や畑作地が確かですこのような環境が近江牛の飼育に適しており、
牛の肥育が行われるようになりました。
かつて、近江地域では農業に加えて畜産も盛んであり、
牛は労働力として使われるだけでなく、食用としての肉質の向上にもまれました。
飼育し、品種改良や肥育技術の継承に努めました。

その後、近江牛の飼育においては地域の農家や畜産産業者が協力し、飼育方法や管理基準を統一する取り組みが行われました。
これにより、近江牛の品質の安定と向上が図られました。

和・洋・中を問わず幅広い調理法に合うその旨みと肉質は、数々の食通の舌をうならせています。

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三大和牛だけではない!他にもあるおいしい牛肉

日本の美味しい牛肉は三大和牛だけでなく、他にも魅力的なブランドがたくさんあります。
訪日旅行者にとって、これらの地域ブランド牛を味わうことは、贅沢な味覚体験となることでしょう。
  • ・「米沢牛」山形県
  • ・「前沢牛」岩手県
  • ・「宮崎牛」宮崎県
  • ・「鹿児島黒牛」鹿児島県
  • ・「くまもとあか牛」熊本県
  • ・「比婆牛」広島県  等々(順不同)


まとめ

和牛は、日本の美食文化を代表する存在であり、訪日旅行者にとって魅力的な食の体験となることでしょう。
地域ごとに異なる気候風土や飼育法などが肉の味わいに影響を与えていますので、ぜひ各地の美味しい和牛を堪能してください。
これらの和牛は、日本の豊かな食文化を堪能する旅行に欠かせない逸品となることでしょう。
日本への旅行を検討される方々に、美味しい和牛を味わう素晴らしい機会が訪れることを願っています。
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