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日本の文化 夏の明かり

みなさん、こんにちは。お元気ですか。
日本では、夏になるとさまざまな「明かり」を特徴とする行事が行われます。
このイベントは、一般的に先祖の霊を迎え、送り出すお盆の時期に多いのですが、地域によって独自の特色があります。
今回は、日本の夏の代表的な「明かり」をご紹介してまいります。


【灯篭流し】

灯篭流しは、主にお盆の期間に行われる行事です。提灯や灯篭に火を灯し、川や海などの水面に浮かべて送り出します
この行事は、先祖の霊を供養し、送り出す儀式です。全国各地で行われていて、地域によっては夏の観光イベントとしても人気があります。


◆石川県 金沢市友禅灯篭流し




金沢市で行われる「友禅灯篭流し」は、毎年夏に開催される伝統的なイベントです。参加者たちは手作りの友禅紙で作られた、色鮮やかな灯篭を川に流します。
加賀友禅は江戸時代に発展した金沢の伝統工芸で染物技術です。
友禅紙の繊細な美しさと、夏の夜に浮かぶ灯篭の光が織りなす風景は、訪れる人々に強い印象を与えます。
この行事を通じて、先祖や故人の魂を慰め、故人との思い出を共有し、感謝の気持ちを新たにすることができます。
また、金沢市の文化や伝統を直接体感することができる貴重な機会です。


◆東京都 


東京の灯篭流しは、都市の中で自然と向き合い、先祖への感謝と故人を偲ぶイベントです。
多くの参加者が、手作りの灯篭に故人の名前や願い事を書入れ、静かに水面に流します。都会の喧騒を離れて静寂と向き合う貴重な時間です。
参加者にとって心の癒やしとなっています。



◆静岡県  舘山寺温泉 灯篭流し 

舘山寺温泉の灯篭流しは、浜名湖の湖畔で行われます。参加者はそれぞれ、小さな灯篭にろうそくを灯し、水面に静かに流します。
夜の暗がりでゆらゆらと揺れる灯篭の光は神秘的な世界を作り出し、見る人々に心の平穏や故人への思いを新たにさせてくれます。
遺族にとって大切な人を思い出し、悲しみを癒やす時間になります。
舘山寺温泉の灯篭流しは、美しい自然に囲まれた浜名湖で日本の伝統行事に触れることができます。


◆岐阜県 下呂温泉灯篭流し

岐阜県の下呂温泉で行われる灯篭流しは、下呂温泉の夏の風物詩として知られています。お盆の期間に合わせて開催されます。
下呂温泉の街を流れる長良川が主な会場で、川の自然美と灯篭の光が組み合わさり、幻想的な雰囲気を作り出します。
地元の人々や観光客が、故人の名前や願い事を書いた灯篭を川に流し、故人の魂が平安にあの世へと旅立つことを祈ります。

下呂温泉の灯篭流しは、温泉でのリラクゼーションに加え、灯篭流しを通じて日本の伝統的なお盆の風習に触れることができます。


◆京都 宮津の灯篭流し


京都府の宮津市で行われる灯篭流しは、毎年8月16日の夜に開催されます。
美しい宮津湾の海上で行われる宮津の灯篭流しは、灯篭が海上を漂いながら次第に視界から消えていく様子がとても感動的です。
この美しい儀式は、参加者にとって亡き人とのつながりを再確認し、気持ちを見つめなおす機会になります。美しい海の景色と、宮津の灯篭流しは訪れる人々に深い印象与えてくれます。


【灯篭流しと花火】

灯篭流しの行事と花火大会が同時に行われる地域があります。灯篭流しを見守る人々にとって、花火は旅立ちを祝福し、また華やかに彩る役割を果たします。
灯篭流しと花火は、日本の夏の美しい夜を彩る風景を作り出し、訪れた人にとって忘れられない思い出になるでしょう。


【精霊流し】
精霊流しは、主に九州地方で見られる伝統的な行事です。お盆の最終日に行われることが多く、紙や竹で作った灯籠(精霊船)を海や川に流します。
この精霊船には、故人の霊が一時的に宿るとされ、船には故人の好きだった物などが乗せられることがあります。
精霊流しは、灯籠流しよりも特定の地域で色濃く行われる風習で、地域によっては豪華な精霊船が作られることもあります。


◆長崎県 精霊流し
          
精霊船



長崎県の「精霊流し」は、日本の伝統的な行事で、毎年8月に行われます。
この行事は、長崎独自の文化として発展し、地元の人々にとっても観光客にとっても見逃せないイベントです。

精霊流しは、故人の霊を送り出すための儀式で、家族や友人が一年間の感謝を込めて故人の精霊を精霊船(ショロ船)に乗せ、これを海や川に流します。
この行事は、長崎のキリスト教文化の影響を受けて独自の形があり、日本他地域のお盆の行事とは異なる特徴を持っています。

イベント当日は、市内を彩る大きな精霊船が行列を成し、多くの人々がこれに続きます。精霊船は色とりどりの花や装飾が施されて、見る者を圧倒します。
行列は、太鼓や鐘の音と共に、祭りの雰囲気を盛り上げます。クライマックスは、精霊船が海や川に流される瞬間です。
この時、参加者たちは故人に最後の別れを告げ、来年再会できることを願いながら船を見送ります。この感動的な光景は、故人を偲ぶ大切な瞬間となります。
長崎の精霊流しは、日本の美しい伝統行事です。


【ランタン祭】
「ランタン祭」とは、様々な文化や地域で行われる伝統的な祭りで、数多くのランタンや提灯が用いられます。
ランタンは、灯火を灯した装飾品で、参加者はこれを使ってお祭りを美しく照らします。ランタン祭の、形式や意味合いは場所によって異なります。


◆宮崎県 みやざきグルメとランタンナイト

宮崎県で開催される「ランタン祭り」は、宮崎市の都城地区で行われる色鮮やかなイベントです。
大小さまざまなランタンが飾られ、幻想的な光の空間が広がります。手作りのランタンも多く、地元の職人や市民が一丸となって作り上げることも多いです。

ランタンには様々な絵や模様が施され、祭り期間中は夜空を美しく彩ります。
祭りでは、ランタンを眺めるだけでなく、地元の食べ物や飲み物も多数出店され、訪れる人々は美味しい料理を楽しむことができます。
また、音楽やダンスのパフォーマンスも行われ、訪れた人々にとって忘れられない夜を演出します。


◆富山県 牛岳ランタンフェスティバル

牛岳ランタンフェスティバルは、富山県の牛岳で開催される夏のイベントです。
このフェスティバルでは、色とりどりのランタンが夜空に放たれ、幻想的な景色を作り出します。

牛岳フェスティバルは、ランタンだけでなくLEDライトの装飾も施され、人々に美しい夜景を楽しんでもらうことを目的としています。
イベントではバンド演奏やよさこいなどのパフォーマンスも行われ、さまざまなエンターテイメントが行われす 。


【盆踊り】

盆踊りは、日本の夏の祭りの中でも特に親しまれている行事の一つです。
夜になると地域の広場や神社の境内で盆踊りが開催され、提灯や電飾で装飾された会場が明るく照らされます。
踊り手たちは円を描きながら踊り、祖先の霊を迎えるという意味が込められています。


【花火大会】

日本の夏の風物詩として欠かせないのが花火大会です。夜空を彩る大きな花火は、日本全国で数多く開催されます。
花火の歴史は約400年以上前に遡り、広まったのは江戸時代(1603年〜1868年)になってからです。
花火は、ただ美しいだけでなく先祖を敬い無病息災を祈る意味も込められています。大迫力で夜空を彩る花火の姿は、暑さを忘れるほどの美しさがあります。

現代の花火大会は、地域の夏祭りとして、また多くの観光客の方に楽しまれています。日本の夏を象徴する花火をぜひご覧ください。


まとめ
いかがでしたか。今回は日本の夏の明かりをご紹介してまいりました。
各地の行事は、日本の夏を象徴する美しい「明かり」の文化として、多くの人々に愛されています。
それぞれが持つ歴史的背景や地域性を知ることで、日本の文化への理解が深まります。
さまざまなイベントに参加することで、日本の伝統的な「明かり」を体験することができます!
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