日本の露天風呂
2025.01.21
みなさん、こんにちは。お元気ですか。
寒い季節になると、暖かな飲み物や食べ物、お風呂に入るとホッとしますね。
現在、日本には3000の温泉地があるといわれています。
日本の温泉は、自然の中で四季の変化を楽しみながら入浴できる癒しの空間です。心身をリフレッシュし、伝統的な入浴文化を体験できる魅力があります。
今回は、中でも大自然に囲まれた秘境の地にある温泉、露天風呂をご紹介してまいります。
温泉
温泉の歴史は古く、日本では約2000年以上前にさかのぼります。
日本最古の温泉は、古代の神話や伝説に登場し、古事記や日本書紀にも温泉の記述があります。
時代とともに温泉は治療や健康増進のために利用され多くの人に広まりました。江戸時代になると温泉文化が発展し、温泉地が整備されるようになります。温泉の人気が高まっていきます。近代に入り、温泉はリゾートとしても発展し、温泉療養が科学的に研究されるようになりました。温泉は国内外の観光地として広く認識されています。
露天風呂とは
露天風呂は、屋外に設置された温泉やお風呂のことで、自然の中でリラックスしながら入浴できるお風呂です。
【乳頭温泉郷 秋田県】
乳頭温泉郷は全国の温泉で上位に位置するといわれる人気の温泉
乳頭温泉郷は、秋田県仙北市の乳頭山麓に位置する秘湯として知られる温泉地で330年以上の歴史を持ちます。
十和田八幡平国立公園内にあり、標高600~800メートルの山間、美しいブナの森の中に7つの温泉宿が点在します。
それぞれ独自の源泉を持ち、特に乳白色の湯が特徴の秘湯です。1967年に国民保養温泉地に指定されています。
◆7軒の温泉宿
乳頭温泉郷は鶴の湯温泉・黒湯温泉・蟹場温泉・孫六温泉・大釜温泉・休暇村乳頭温泉郷の7つの温泉宿で構成されています。
宿泊者限定で「湯めぐり帖」を購入すると、7つの温泉を巡ることができます。また、乳頭温泉郷内を巡回する「湯めぐりバス」を利用することも可能です。
◆温泉の効能
乳頭温泉郷の温泉は、 高血圧、動脈硬化、皮膚病、糖尿病、疲労回復、リウマチ、神経痛、冷え性など、さまざまな効能があるといわれています。 それぞれの宿には特徴があり、乳頭温泉郷の中だけで10種類以上の源泉がある珍しい温泉郷です。7軒の温泉は万病に効くといわれています。
多くの宿では、森の中に設けられた露天風呂があり、自然の中で入浴する特別な体験をすることができます。森林浴を楽しみながら、温泉の効能を堪能できます。
◆ブナの森
ブナの森を散策することで、自然を体感しながら心身をリフレッシュできます。特に、秋の紅葉シーズンや雪の降る冬には素晴らしい景色が広がります。 ブナの森で育まれた新鮮な山菜やきのこ、地元の魚や肉を使った料理も楽しめます。地産地消の料理は、訪れる人々にその土地の豊かさを伝えてくれます。
乳頭温泉郷は、ブナの森の中に点在する温泉地で、自然の美しさと温泉の癒しを融合させた場所です。観光地の喧騒を離れた静かな場所にあり、リラックスできる環境が整っています。心身ともにリフレッシュするには最適なスポットです。
乳頭温泉郷の詳細はこちらをご覧ください。→http://www.nyutoonsenkyo.com/index.html
【奥飛騨温泉郷 岐阜県】
奥飛騨温泉郷は、岐阜県高山市に位置する温泉地で、北アルプスの美しい山々に囲まれています。この地域は、平湯、福地、新平湯、栃尾、新穂高の5つの温泉地で構成されています。
◆「飛騨・美濃紅葉三十三選」にも選ばれている美しい景色
奥飛騨温泉郷では、四季折々の美しい自然が楽しめ、日本一の露天風呂と呼ばれるほどです。
また、温泉郷内には共同浴場や露天風呂がたくさんあり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。特に秋の紅葉や冬の雪景色は見事です。奥飛騨温泉郷は「飛騨・美濃紅葉三十三選」にも選ばれています。観光や癒しを求める方にとって、特別な体験ができる素晴らしい場所です。
奥飛騨温泉郷は、100を超える源泉から湧き出る豊富な温泉が特徴です。温泉施設では“かけ流し”の温泉を楽しむことができます。
◆主に4種類の泉質があります
・単純泉 :無色透明でさっぱりした湯。
・硫黄泉 :温泉地特有の硫黄臭がする湯。
・炭酸水素塩泉 :美肌効果がある湯。
・塩化物泉 :保温効果が高い湯。
温泉の色も無色透明や茶褐色、白濁などさまざまで、泉質を楽しむことができます。
◆温泉の効能
・疲労回復: 血行を促進し、筋肉の疲れを和らげます。
・美肌効果: 硫黄成分を含む温泉は、肌に潤いを与え、肌荒れなどに効果的です。
・リラックス効果、免疫力向上、リウマチや神経痛の緩和など奥飛騨温泉郷は、自然環境とともに、多くの健康効果があります。ぜひ、癒しのひとときを楽しんでください。
◆平湯民族館
温泉郷内にある平湯民俗館は、江戸時代中期に建てられた合掌造りで、昔の暮らしや文化を学ぶことができます。併設されている「平湯の湯」は、日帰り入浴が可能な露天風呂で、足湯も楽しめます。
◆鍋平高原の大自然を感じながら
新穂高ロープウェイのしらかば平駅近くには、無料で利用できる足湯があります。
鍋平高原の大自然を感じながら、ロープウェイの発車までの待ち時間や、山頂から帰ってきた際に足を温めることができます。
足湯は通年利用可能で、ロープウェイの運行時間に合わせて開放されています。訪問の際は、天候や運行状況を確認してからお出かけください。
奥飛騨温泉郷は、美しい自然環境で四季折々の風景が楽しめ、ハイキングや登山も楽しめる場所です。
静かな温泉宿で心身ともにリフレッシュできる足湯や貸切風呂もあり、癒しと冒険が融合した魅力的な場所です.ぜひ訪れてみてください。
奥飛騨温泉郷、詳細はこちらをご覧ください。→https://www.okuhida.or.jp/roten_catalog
【銀山温泉 山形県】
銀山温泉は、山形県尾花沢市にある温泉地です。
銀山温泉は大正時代のレトロな雰囲気を残す温泉街で、木造の旅館が並ぶ風景は、まるでタイムスリップしたかのようです。
銀山温泉は500年の歴史を持ち、長い時を経て発展してきました。
江戸時代、銀山温泉の源泉が発見されます。元々は周辺の銀鉱山で働く人々のための入浴施設として利用されていたそうです。
銀山温泉の存在が広まり、地域の産業が発展する中で、温泉の需要も高まっていきました。
銀山温泉は当初、尾花沢からは悪路を1日かけて到達するほどの場所でした。銀山の衰退後は人口が減少し、世間から隔絶された山峡の地でした。
その後、大正時代には大洪水がありましたが、大正末期から昭和に入り温泉宿の建設が始まります。
この時期に、温泉街としての基盤が整います。木造旅館が立ち並び、大正ロマンのレトロな雰囲気の温泉街として有名になりました。この時期に建てられた旅館の多くは、現在も営業を続けています。
現在、銀山温泉は、歴史的価値や美しい自然環境を兼ね備えた観光地として、多くの人々に親しまれています。
四季折々の風景や、地元の食材を使った料理、文化体験など、観光客にさまざまな魅力があります。 銀山温泉は、特に「湯治」を目的とした人々に支持され、リピーターも多く訪れるようになりました。
◆温泉の効果
効能豊かな銀山温泉は、疲労回復や美肌効果、きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、冷え性など多くの効果が期待できます。 源泉かけ流しの温泉は、体の芯から温まり、心身ともにリフレッシュできます。
◆江戸時代を代表する銀山「延沢銀山遺跡」
延沢銀山遺跡は、歴史的な銀鉱山の遺跡です。
江戸時代初期に発見され、多くの銀を産出し、地域の経済に大きな影響を与えました。
銀の埋蔵量が減少し、最終的に廃鉱となりましたが、鉱山の跡地として歴史的な文化財として保護されています。
銀山温泉からは15分位で行くことができます。入場無料で洞内には歩道橋がつけられています。別世界の洞内を歩いてみてはいかがでしょうか。当時の鉱山の様子を想像しながら散策することができます。
◆「白銀の滝」
銀山温泉の近くにある「白銀の滝」は、落差22メートルの美しい滝で、温泉街から徒歩約15分の距離にあります。
滝の形態は直瀑と呼ばれ、大小2本の滝が流れ落ちる様子が見られます。水量によっては3本目の滝が現れることもあります。
滝壺の近くまで歩いて行けるため、間近で滝の迫力を感じることができます。対岸には展望台もあり、滝全体を眺めることができます。 新緑や紅葉の時期には特に美しい景観が楽しめます。 銀山温泉を訪れた際には、ぜひ「白銀の滝」も散策してみてはいかがでしょうか。
銀山温泉の周囲には美しい山々があり、四季を通じてさまざまな表情を見せます。特に冬の雪景色は幻想的で、多くの人々が訪れます。
※銀山温泉は冬季観光の時期、交通制限と入場制限が行われるようです。
銀山温泉の詳細はこちらをご覧ください。→https://www.ginzanonsen.jp/
【黒川温泉 熊本県】
黒川温泉は、熊本県の阿蘇山の北に位置し、周囲は美しい自然に囲まれている温泉です。
山々に抱かれたこの秘境の温泉は、四季折々の景色が楽しめます。自然と一体となった温泉体験ができます。
黒川温泉は、約30軒の旅館が集まる温泉郷で、これらの旅館は全体で一つの旅館として考えられています。
このため、温泉街全体が共通の気持ちを持ち、訪れる人々が和やかな空気を楽しむことができます。宿ごとに、さまざまな温泉のスタイルがあり、どの旅館に泊まっても特別な体験ができます。
◆温泉の効能
神経痛、関節痛、関節のこわばり、慢性消化器病、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、慢性皮膚病、美肌効果、などさまざまな効能があります。
◆露天風呂めぐり「入場手形」
黒川温泉の最大の魅力の一つは「露天風呂めぐり」です。各旅館が提供する「入湯手形」を使って、温泉街26か所の露天風呂を巡ることができます。
手形を使うことで、異なった雰囲気の温泉を体験できるだけでなく、周辺の自然を楽しみながら温泉を楽しむことができます。
1枚につき3ヵ所の温泉に入ることができます。訪れる人々は自分のペースで温泉巡りを楽しむことができ、温泉の魅力を存分に味わえます。
◆ミシュラン認定
黒川温泉は、2009年版ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにおいて、温泉地として二つ星を獲得しました。
これは、温泉の質だけでなく、自然環境や地域の文化、ホスピタリティに対する高い評価を意味しています。
この認定により、さらに多くの観光客が訪れるようになり、黒川温泉の名声が高まっています。
黒川温泉では、季節ごとにさまざまなイベントが開催されています。
特に冬には「湯あかり」という幻想的なイルミネーションイベントが行われ、竹灯籠が温泉街を照らし、幻想的な雰囲気を演出します。
黒川温泉には、伝統的な和風旅館からモダンなデザインの宿まで、多様な宿泊施設があります。
自然の美しさ、温泉の質、地域の文化が融合した魅力的な場所です。 また、黒川温泉では、環境への配慮を大切にしています。温泉地の自然を守りつつ、地域全体で観光を発展させる取り組みがされています。
※黒川温泉の詳細はこちらをご覧ください。→https://www.kurokawaonsen.or.jp/about/
◆温泉を利用する時
浴用時の一般的な注意事項
・入浴前の水分補給をしましょう。
入浴前にしっかり水分をとることで、温泉の発汗効果が高まります。
・掛け湯をしましょう。
温泉に入る前にかけ湯をして、体の汚れを落とし、温泉に慣れましょう。
・ いきなり全身を入れず、まずは半身浴で体を温めます。
急激な温度変化は避けましょう。
・温泉から上がる際にシャワーを使わず、温泉成分を体に残すとよいです。
・温泉上がりは水分補給をしてリラックスし、心身の回復を促進しましょう。
・初めての入浴は3〜10分を目安に。
・入浴前後の空腹や飲酒は控えましょう。
※湯あたりにはご注意ください。
※温泉の効能は、成分や温度、入浴時間などによっても異なるため、個々の体調や目的に応じた利用が推奨されます。
※治療中の方や疾患をお持ちの方は医師に確認し入浴しましょう。
まとめ
いかがでしたか。
秘境の地にある温泉、露天風呂をご紹介してまいりました。
秘境の地の温泉では、静寂な環境と独特の風景の中で、日本の伝統的な入浴文化を体験できます。
現代は環境が整い、交通も便利になりました。
美しい山々に囲まれた大自然の中で、四季折々の風景を楽しみながら温泉に浸かって温まりましょう。
日本へお越しの際は、ぜひ、日本の温泉を体験してみてください。
寒い季節になると、暖かな飲み物や食べ物、お風呂に入るとホッとしますね。
現在、日本には3000の温泉地があるといわれています。
日本の温泉は、自然の中で四季の変化を楽しみながら入浴できる癒しの空間です。心身をリフレッシュし、伝統的な入浴文化を体験できる魅力があります。
今回は、中でも大自然に囲まれた秘境の地にある温泉、露天風呂をご紹介してまいります。
温泉
温泉の歴史は古く、日本では約2000年以上前にさかのぼります。
日本最古の温泉は、古代の神話や伝説に登場し、古事記や日本書紀にも温泉の記述があります。
時代とともに温泉は治療や健康増進のために利用され多くの人に広まりました。江戸時代になると温泉文化が発展し、温泉地が整備されるようになります。温泉の人気が高まっていきます。近代に入り、温泉はリゾートとしても発展し、温泉療養が科学的に研究されるようになりました。温泉は国内外の観光地として広く認識されています。
露天風呂とは
露天風呂は、屋外に設置された温泉やお風呂のことで、自然の中でリラックスしながら入浴できるお風呂です。
【乳頭温泉郷 秋田県】

乳頭温泉郷は全国の温泉で上位に位置するといわれる人気の温泉
乳頭温泉郷は、秋田県仙北市の乳頭山麓に位置する秘湯として知られる温泉地で330年以上の歴史を持ちます。
十和田八幡平国立公園内にあり、標高600~800メートルの山間、美しいブナの森の中に7つの温泉宿が点在します。
それぞれ独自の源泉を持ち、特に乳白色の湯が特徴の秘湯です。1967年に国民保養温泉地に指定されています。

◆7軒の温泉宿
乳頭温泉郷は鶴の湯温泉・黒湯温泉・蟹場温泉・孫六温泉・大釜温泉・休暇村乳頭温泉郷の7つの温泉宿で構成されています。
宿泊者限定で「湯めぐり帖」を購入すると、7つの温泉を巡ることができます。また、乳頭温泉郷内を巡回する「湯めぐりバス」を利用することも可能です。
◆温泉の効能
乳頭温泉郷の温泉は、 高血圧、動脈硬化、皮膚病、糖尿病、疲労回復、リウマチ、神経痛、冷え性など、さまざまな効能があるといわれています。 それぞれの宿には特徴があり、乳頭温泉郷の中だけで10種類以上の源泉がある珍しい温泉郷です。7軒の温泉は万病に効くといわれています。

多くの宿では、森の中に設けられた露天風呂があり、自然の中で入浴する特別な体験をすることができます。森林浴を楽しみながら、温泉の効能を堪能できます。
◆ブナの森
ブナの森を散策することで、自然を体感しながら心身をリフレッシュできます。特に、秋の紅葉シーズンや雪の降る冬には素晴らしい景色が広がります。 ブナの森で育まれた新鮮な山菜やきのこ、地元の魚や肉を使った料理も楽しめます。地産地消の料理は、訪れる人々にその土地の豊かさを伝えてくれます。

乳頭温泉郷は、ブナの森の中に点在する温泉地で、自然の美しさと温泉の癒しを融合させた場所です。観光地の喧騒を離れた静かな場所にあり、リラックスできる環境が整っています。心身ともにリフレッシュするには最適なスポットです。
乳頭温泉郷の詳細はこちらをご覧ください。→http://www.nyutoonsenkyo.com/index.html
【奥飛騨温泉郷 岐阜県】

奥飛騨温泉郷は、岐阜県高山市に位置する温泉地で、北アルプスの美しい山々に囲まれています。この地域は、平湯、福地、新平湯、栃尾、新穂高の5つの温泉地で構成されています。
◆「飛騨・美濃紅葉三十三選」にも選ばれている美しい景色
奥飛騨温泉郷では、四季折々の美しい自然が楽しめ、日本一の露天風呂と呼ばれるほどです。
また、温泉郷内には共同浴場や露天風呂がたくさんあり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。特に秋の紅葉や冬の雪景色は見事です。奥飛騨温泉郷は「飛騨・美濃紅葉三十三選」にも選ばれています。観光や癒しを求める方にとって、特別な体験ができる素晴らしい場所です。

奥飛騨温泉郷は、100を超える源泉から湧き出る豊富な温泉が特徴です。温泉施設では“かけ流し”の温泉を楽しむことができます。
◆主に4種類の泉質があります
・単純泉 :無色透明でさっぱりした湯。
・硫黄泉 :温泉地特有の硫黄臭がする湯。
・炭酸水素塩泉 :美肌効果がある湯。
・塩化物泉 :保温効果が高い湯。
温泉の色も無色透明や茶褐色、白濁などさまざまで、泉質を楽しむことができます。
◆温泉の効能
・疲労回復: 血行を促進し、筋肉の疲れを和らげます。
・美肌効果: 硫黄成分を含む温泉は、肌に潤いを与え、肌荒れなどに効果的です。
・リラックス効果、免疫力向上、リウマチや神経痛の緩和など奥飛騨温泉郷は、自然環境とともに、多くの健康効果があります。ぜひ、癒しのひとときを楽しんでください。
◆平湯民族館

温泉郷内にある平湯民俗館は、江戸時代中期に建てられた合掌造りで、昔の暮らしや文化を学ぶことができます。併設されている「平湯の湯」は、日帰り入浴が可能な露天風呂で、足湯も楽しめます。

◆鍋平高原の大自然を感じながら
新穂高ロープウェイのしらかば平駅近くには、無料で利用できる足湯があります。
鍋平高原の大自然を感じながら、ロープウェイの発車までの待ち時間や、山頂から帰ってきた際に足を温めることができます。
足湯は通年利用可能で、ロープウェイの運行時間に合わせて開放されています。訪問の際は、天候や運行状況を確認してからお出かけください。

奥飛騨温泉郷は、美しい自然環境で四季折々の風景が楽しめ、ハイキングや登山も楽しめる場所です。
静かな温泉宿で心身ともにリフレッシュできる足湯や貸切風呂もあり、癒しと冒険が融合した魅力的な場所です.ぜひ訪れてみてください。
奥飛騨温泉郷、詳細はこちらをご覧ください。→https://www.okuhida.or.jp/roten_catalog
【銀山温泉 山形県】
銀山温泉は、山形県尾花沢市にある温泉地です。
銀山温泉は大正時代のレトロな雰囲気を残す温泉街で、木造の旅館が並ぶ風景は、まるでタイムスリップしたかのようです。
銀山温泉は500年の歴史を持ち、長い時を経て発展してきました。

江戸時代、銀山温泉の源泉が発見されます。元々は周辺の銀鉱山で働く人々のための入浴施設として利用されていたそうです。
銀山温泉の存在が広まり、地域の産業が発展する中で、温泉の需要も高まっていきました。
銀山温泉は当初、尾花沢からは悪路を1日かけて到達するほどの場所でした。銀山の衰退後は人口が減少し、世間から隔絶された山峡の地でした。
その後、大正時代には大洪水がありましたが、大正末期から昭和に入り温泉宿の建設が始まります。
この時期に、温泉街としての基盤が整います。木造旅館が立ち並び、大正ロマンのレトロな雰囲気の温泉街として有名になりました。この時期に建てられた旅館の多くは、現在も営業を続けています。
現在、銀山温泉は、歴史的価値や美しい自然環境を兼ね備えた観光地として、多くの人々に親しまれています。
四季折々の風景や、地元の食材を使った料理、文化体験など、観光客にさまざまな魅力があります。 銀山温泉は、特に「湯治」を目的とした人々に支持され、リピーターも多く訪れるようになりました。

◆温泉の効果
効能豊かな銀山温泉は、疲労回復や美肌効果、きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、冷え性など多くの効果が期待できます。 源泉かけ流しの温泉は、体の芯から温まり、心身ともにリフレッシュできます。

◆江戸時代を代表する銀山「延沢銀山遺跡」
延沢銀山遺跡は、歴史的な銀鉱山の遺跡です。
江戸時代初期に発見され、多くの銀を産出し、地域の経済に大きな影響を与えました。
銀の埋蔵量が減少し、最終的に廃鉱となりましたが、鉱山の跡地として歴史的な文化財として保護されています。
銀山温泉からは15分位で行くことができます。入場無料で洞内には歩道橋がつけられています。別世界の洞内を歩いてみてはいかがでしょうか。当時の鉱山の様子を想像しながら散策することができます。
◆「白銀の滝」
銀山温泉の近くにある「白銀の滝」は、落差22メートルの美しい滝で、温泉街から徒歩約15分の距離にあります。
滝の形態は直瀑と呼ばれ、大小2本の滝が流れ落ちる様子が見られます。水量によっては3本目の滝が現れることもあります。
滝壺の近くまで歩いて行けるため、間近で滝の迫力を感じることができます。対岸には展望台もあり、滝全体を眺めることができます。 新緑や紅葉の時期には特に美しい景観が楽しめます。 銀山温泉を訪れた際には、ぜひ「白銀の滝」も散策してみてはいかがでしょうか。

銀山温泉の周囲には美しい山々があり、四季を通じてさまざまな表情を見せます。特に冬の雪景色は幻想的で、多くの人々が訪れます。
※銀山温泉は冬季観光の時期、交通制限と入場制限が行われるようです。
銀山温泉の詳細はこちらをご覧ください。→https://www.ginzanonsen.jp/
【黒川温泉 熊本県】

黒川温泉は、熊本県の阿蘇山の北に位置し、周囲は美しい自然に囲まれている温泉です。
山々に抱かれたこの秘境の温泉は、四季折々の景色が楽しめます。自然と一体となった温泉体験ができます。
黒川温泉は、約30軒の旅館が集まる温泉郷で、これらの旅館は全体で一つの旅館として考えられています。
このため、温泉街全体が共通の気持ちを持ち、訪れる人々が和やかな空気を楽しむことができます。宿ごとに、さまざまな温泉のスタイルがあり、どの旅館に泊まっても特別な体験ができます。

◆温泉の効能
神経痛、関節痛、関節のこわばり、慢性消化器病、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、慢性皮膚病、美肌効果、などさまざまな効能があります。
◆露天風呂めぐり「入場手形」
黒川温泉の最大の魅力の一つは「露天風呂めぐり」です。各旅館が提供する「入湯手形」を使って、温泉街26か所の露天風呂を巡ることができます。
手形を使うことで、異なった雰囲気の温泉を体験できるだけでなく、周辺の自然を楽しみながら温泉を楽しむことができます。
1枚につき3ヵ所の温泉に入ることができます。訪れる人々は自分のペースで温泉巡りを楽しむことができ、温泉の魅力を存分に味わえます。

◆ミシュラン認定
黒川温泉は、2009年版ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにおいて、温泉地として二つ星を獲得しました。
これは、温泉の質だけでなく、自然環境や地域の文化、ホスピタリティに対する高い評価を意味しています。
この認定により、さらに多くの観光客が訪れるようになり、黒川温泉の名声が高まっています。
黒川温泉では、季節ごとにさまざまなイベントが開催されています。
特に冬には「湯あかり」という幻想的なイルミネーションイベントが行われ、竹灯籠が温泉街を照らし、幻想的な雰囲気を演出します。

黒川温泉には、伝統的な和風旅館からモダンなデザインの宿まで、多様な宿泊施設があります。
自然の美しさ、温泉の質、地域の文化が融合した魅力的な場所です。 また、黒川温泉では、環境への配慮を大切にしています。温泉地の自然を守りつつ、地域全体で観光を発展させる取り組みがされています。
※黒川温泉の詳細はこちらをご覧ください。→https://www.kurokawaonsen.or.jp/about/
◆温泉を利用する時
浴用時の一般的な注意事項
・入浴前の水分補給をしましょう。
入浴前にしっかり水分をとることで、温泉の発汗効果が高まります。
・掛け湯をしましょう。
温泉に入る前にかけ湯をして、体の汚れを落とし、温泉に慣れましょう。
・ いきなり全身を入れず、まずは半身浴で体を温めます。
急激な温度変化は避けましょう。
・温泉から上がる際にシャワーを使わず、温泉成分を体に残すとよいです。
・温泉上がりは水分補給をしてリラックスし、心身の回復を促進しましょう。
・初めての入浴は3〜10分を目安に。
・入浴前後の空腹や飲酒は控えましょう。
※湯あたりにはご注意ください。
※温泉の効能は、成分や温度、入浴時間などによっても異なるため、個々の体調や目的に応じた利用が推奨されます。
※治療中の方や疾患をお持ちの方は医師に確認し入浴しましょう。
まとめ
いかがでしたか。
秘境の地にある温泉、露天風呂をご紹介してまいりました。
秘境の地の温泉では、静寂な環境と独特の風景の中で、日本の伝統的な入浴文化を体験できます。
現代は環境が整い、交通も便利になりました。
美しい山々に囲まれた大自然の中で、四季折々の風景を楽しみながら温泉に浸かって温まりましょう。
日本へお越しの際は、ぜひ、日本の温泉を体験してみてください。
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